留学の目的によって、選ぶ教育機関が異なります。
また、入学資格や入学試験も学校によって異なりますので、学校のWebサイトで確認したり、直接学校に問い合わせてください。
ここでは、日本に留学する方法として、代表的な3つを紹介します。
まず、日本語学校で大学や専門学校を受験するための日本語を勉強します。
広島県にも日本語学校が12校あります。
大学受験には、日本留学試験(EJU)や日本語能力試験(JLPT)の成績が必要とされる場合が多いので、大学進学をしたい人は必ず受験するようにしましょう。
日本の大学(学部)等へ留学を希望する人の日本語能力と基礎学力(理科・総合科目・数学)を測る試験です。
受験資格 | 不問 |
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試験日 | 年2回(6月・11月) |
内容 | 日本の大学の過半数が入学選考にEJUの成績を利用しています。 国公立大学では、ほぼ全ての大学で、このEJUの成績を利用します。 受験回数や年齢制限はありませんが、成績の有効期間は2年間です。 試験日の約4か月前には出願する必要があります。 出願期間は毎年変わるため、受験を希望する人は必ず早めに確認してください。 |
お問い合わせ先 | 日本留学試験(EJU)受付センター 電話:0570-55-0585(海外からの場合:+81-42-649-9571) E-mail:eju@sdcj.co.jp 休日:土曜日・日曜日・祝日・年末年始 Webサイト |
日本語能力試験は、日本語を母語としない人の日本語能力を測定し認定する試験として、国際交流基金と日本国際教育支援協会が実施しています。
日本で就職するためには、日本語能力を客観的に示せる資格を取っておくことも重要な要素となります。
受験資格 | 日本語を母語としない人 |
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試験日 | 年2回(7月・12月) |
内容 | 日本語能力試験には、5段階(N1・N2・N3・N4・N5)のレベルがあります。 N4とN5では、主に教室内で基本的な日本語がどのくらい理解できているかを測ります。 N1とN2では、現実の生活の幅広い場面で使われる日本語がどのくらい理解できるかを測ります。 N3は、N4・N5からN1・N2への橋渡しのレベルです。 |
お問い合わせ先 | 日本語能力試験(日本国内)受付センター(日本国際教育支援協会) 電話:03-6686-2974 受付時間:9時30分~17時30分 休日:土曜日・日曜日・祝日・年末年始 Webサイト |
まず、入学資格があるか確認する必要があります。
日本の大学に入学するためには、原則として、正規の学校教育の12年の課程を修了している必要があります。
大学の授業は基本的に日本語で行うので、N2程度以上の日本語能力が必要です。
しかし、最近は英語で授業を行い、学位を取得できる大学が増えてきています。
入学試験や出願書類は大学によって異なりますので、何が必要か各大学の入学案内を確認して準備をしましょう。
日本の大学入学資格は、
などが条件になっています。
詳しくは、以下のWebサイトで確認してください。
日本の高等教育機関への入学資格(独立行政法人日本学生支援機構)
広島県では現在、広島大学と県立広島大学(協定校に限る)と広島女学院大学で英語による学位取得コースが設けられています。
また、学位取得を目的としない交換留学や短期留学であれば、授業を英語で行っている大学も多くあります。
詳しくは、各大学に問い合わせてください。
英語で学位取得可能な課程(独立行政法人日本学生支援機構)
大学院の正規課程への受験を認めている大学と、「研究生」の課程を経てから大学院正規課程に進むことが望ましいとしている大学院もあります。
大学は4年課程ですが、大学院(修士)は2年課程と短いです。
大学院に進学した場合、日本で就職を希望する人は、入学後間もなく就職活動の準備も始めなければいけません。
日本の大学院入学資格は、
などが条件になっています。
ほとんどの大学院で、研究計画書の提出が求められます。
研究計画書には、研究の目的や方法などを2,000文字程度で書きます。
また、履修計画や研究の指導をしてくれる指導教員も事前に探しておく必要があります。