日本では2種類の採用方法があります。
一つは大学・大学院・専門学校等を卒業して初めて働く人を対象とする「新卒採用」で、もう一つは既に働いている方を対象にする「中途採用」です。
中途採用は海外とほぼ同じ採用方式ですが、新卒採用は日本独特な採用方式です。
また、多くの日本企業は留学生に特化した採用枠を設けておらず、日本人と同じ採用枠・採用方法で留学生を採用しています。
日本では、卒業予定の学生を年度毎に一括して採用する「一括採用」方式をとっており、採用時期は卒業の翌年度の4月1日から働き始めることになります。
日本企業の採用試験は、筆記試験のほか、様々な種類の面接試験が最低3回以上行われます。
大学3年生(修士1年生)
3月1日~
日本の企業の採用試験を受けるには、まず希望企業に対して資料請求をして、プレエントリーをする必要があります。
プレエントリーをしないと企業から採用試験の案内がもらえない場合があります。
大学3年生(修士1年生)
3月~5月
企業説明会に参加しないと選考に参加できない場合があるので、希望企業の会社説明会には必ず参加しましょう。
大学4年生(修士2年生)
4月~5月
エントリーシートは希望企業の選考に応募するための意思表示となる書類で、自己PRや志望動機を記入して提出します。
エントリーシートは企業指定様式のものを提出します。
履歴書も、同じく希望企業の選考に応募するための書類です。
履歴書は所属する大学で用紙を購入し、作成・提出します。
筆記試験は、応募者の基礎能力や一般常識、性格などを把握することを目的に実施されます。
基本的に日本語での出題となるので、日本語の読解力が必要となります。
志望企業がどのような筆記試験を行うのか事前に把握し準備しましょう。
企業が設定する基準に達しないと次の面接に進めません。
大学4年生(修士2年生)
6月
日本では最低でも3回面接試験が行われます。
個人面接・グループ面接・グループディスカッションなどいろいろな形式があります。
大学4年生(修士2年生)
10月1日~
企業によっては内々定が6月から出されます。
正式な内定は10月1日から出されます。